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SDL Trados Studio とニューラル機械翻訳の連携

こんにちは。SDLジャパンの土田です。こちらのブログでSDL Trados StudioをはじめとするSDL製品についての実用的な情報をお届けしています。

SDL Trados Studioは翻訳メモリというデータベースファイルと同様に、機械翻訳のエンジンを翻訳リソースとして使用することが可能です。翻訳者は翻訳メモリに蓄積された過去の翻訳例を再利用すると同時に、インターネットを介して機械翻訳からの訳文を参照し、翻訳作業の手助けとして役立てることができます。 

SDLはクラウド接続型の機械翻訳ソリューションとして、SDL Machine Translation Cloudという高品質なニューラル機械翻訳(以下NMT)を提供しております。

今回はSDL Trados StudioとSDL Machine Translation Cloudとを連携させる方法についてお話したいと思います。また、NMTと翻訳メモリを併用する方法についても説明します。


SDL Machine Translation Cloudへの接続

SDL Trados Studioのユーザーであれば、SDL Machine Translation CloudのNMTを1アカウントあたり月間50万文字まで無料でご利用いただけます。

詳しくは下記のページをご覧ください。

SDL Trados Studio のニューラル機械翻訳
https://www.sdltrados.com/jp/products/machine-translation/access-nmt-in-studio.html

SDL Trados StudioからSDL Machine Translation Cloudへの接続手順を以下にご案内します。SDL Trados Studio 2019 SR2 CU5以降の画面での手順になりますのでご注意ください。

まずSDL Trados Studio上でSDLアカウントにサインインする必要があります。SDL Trados Studio を起動し、画面右上の[サインイン]をクリックします。

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サインイン画面が立ち上がりますので、SDLアカウントに登録されているメールアドレスとパスワードでサインインを行ないます。

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[サインイン]と表示されていたところにユーザーの名前が表示されていることを確認してください。

それでは、Trados Studioの翻訳プロジェクト上でSDL Machine TranslationのNMTを使用してみましょう。 

英語(en-US)から日本語(ja-JP)への翻訳プロジェクトを作成してみます。プロジェクト作成ウィザードより[翻訳リソース]の画面で、[使用]>[SDL Language Cloud]を選択します。

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画面左上の[Language Cloud 翻訳エンジンまたは SDL Machine Translation のいずれかを選択]という箇所で[SDL Machine Translation]を選択すると、言語ペアの横の[モデル]に[Generic - NMT]と表示されます。SDL Machine Translation CloudのNMTが利用可能であることを示しています。

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[保存]をクリックするとSDL Machine Translation Cloudが[SDL Language Cloud]として割り当てられます。今回の例ではここでプロジェクトの作成を完了させます。

2019-11-15_6

こちらが、[エディタ]ビューでNMTを実際に使用した画面です。従来の機械翻訳を使用した場合、訳文フィールドの先頭に[AT]と表示されていました。新しいSDL Machine Translation CloudのNMTを使用すると[NMT]と表示されます。

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上記の手順はTrados Studio 2019 SR2 CU5以降の画面ですが、Trados Studio 2017 SR1およびTrados Studio 2015 SR3からも下記のプラグインを使用することでSDL Machine Translation Cloudに接続することが可能です(各最新CUをご使用ください)。

SDL Machine Translation Cloud (SDL AppStore)
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/sdl-machine-translation-cloud/941/

Trados Studio 2019のライセンスを購入済みであることが前提となります。


機械翻訳と翻訳メモリの併用

また、ひとつのプロジェクトに対して機械翻訳と翻訳メモリを同時に割り当てることも可能です。

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上記のように設定した場合、機械翻訳からの検索結果が優先的に表示されます。翻訳メモリ側の[更新]にチェックを入れると、翻訳エディタ上で確定された翻訳内容が翻訳メモリに蓄積されます。

このように新規分節の翻訳作業に機械翻訳の助けを借りて負担を軽減し、その結果を翻訳メモリに蓄積することで今後の翻訳作業への流用を行うという運用が可能になります。


その他の機械翻訳ソリューションとの接続

Trados Studioはさまざまな機械翻訳とAPIを介して連携が可能です。それぞれの機械翻訳ソリューションに接続するためのTrados StudioプラグインがSDL AppStoreより入手可能です。

SDL Machine Translation Cloud
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/sdl-machine-translation-cloud/941/
SDLのクラウド機械翻訳であるSDL Machine Translation Cloud(旧SDL BeGlobalを含む)との接続を可能にするプラグインです。

SDL Machine Translation Edge
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/sdl-machine-translation-edge/843/
SDLがオンプレミスで提供しているニューラル機械翻訳エンジンSDL Machine Translation Edge(旧ETS)との接続用プラグインです。

MT Enhanced Plugin for Trados Studio
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/mt-enhanced-plugin-for-trados-studio/604/
Google Translation API およびMicrosoft Translatorとの接続に対応したプラグインです。翻訳済みの原文が重複して送信されることを防ぎ、翻訳対象の文字数を節約するオプション機能が搭載されています。

Rozetta Jukkou API: Finance: ロゼッタ熟考 API:金融
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/rozetta-jukkou-api-finance-api/880/
ロゼッタ社の「熟考」機械翻訳のうち金融分野用エンジンとの接続プラグインです。他にも法務、医薬、ITおよびエレクトロニクス用エンジンとのプラグインが用意されています。

Mirai/COTOHA Translator Plugin
https://appstore.sdl.com/language/app/miraicotoha-translator-plugin/961/
みらい翻訳社の機械翻訳との接続プラグインです。

TexTra
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/textra/731/
NICTの機械翻訳との接続プラグインです。川村インターナショナル社「みんなの自動翻訳」への接続もこちらを使用します。

npat translation provider
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/npat-translation-provider/1009/
日本特許翻訳社の機械翻訳との接続プラグインです。

DeepL Translation Provider
https://appstore.sdl.com/jp/language/app/deepl-translation-provider/847/
DeepL機械翻訳との接続プラグインです。

いずれも、プラグインのインストールだけではなく各機械翻訳サービスとの契約が必要になりますのでご注意ください。 プラグインの提供は無料にて行なわれますが、機械翻訳の仕様に関しては各サービスに応じた利用料金が発生します。