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~Trados Studioってなに?~第9回「翻訳業務を標準化しよう」

皆さんこんにちは! SDLジャパンの西海です。このブログでは、Trados Studioという翻訳ツールについてご紹介をしていきます。
第9回は、Tradosを使った翻訳業務の標準化についてお話したいと思います。今日の内容は翻訳作業自体よりも運用に関係のあるお話になります。

普段の翻訳業務どうしてる?

皆さんは普段どのように翻訳を進めていますか?

・WordやExcelに直接翻訳をしている
・会社で作ったシステムを使っている(があまり使っていない)
・自分でマクロを組む等、Excelを工夫して使っている
・過去の翻訳データを検索している
・自分だけの用語集や辞書を使っている

など、それぞれご自身のやり方をお持ちかと思います。
社内でルールを徹底し皆さんが同じ運用をしている場合もあれば、個人に任せきりでバラバラな運用をしているケースもあるかと思います。

私が営業活動を通してよく聞くのは
「翻訳作業が属人化している」
「個人に依存しており統一と共有ができていない」
「翻訳のやり方、管理、用語が部署間でバラバラ」
というような声です。

Trados Studioは本来、翻訳業務を効率化することが1番の役割ですが、上記のような課題を改善するのにも役立つんです。皆さんがTrados上で作業することで、誰が行っても同じ運用と質をキープすることができ、全体で作業の標準化に繋がります。

Tradosがどのように運用に役立つの?

それでは具体的な例をご紹介します。

【属人化を防ぐ】
例えばAさんとBさんが異なるやり方で翻訳をしているとします。翻訳依頼側はどちらに依頼をするかで依頼方法を変える必要があったり、AさんとBさんで異なったアウトプットが出てきてしまう可能性があります。
またAさんが不在の日や退職後はどうなるでしょうか。他の人にはAさんが行っていた運用やデータの扱いがわからず、無駄な時間がかかったり欲しいデータを見つけられない可能性があります。
Tradosで作業をすれば、翻訳手順やデータの扱いはAさんとBさんの間で同じですので、上記のような問題は発生せずスムーズに運用を行えます。

【質の統一】
Aさんはベテランの翻訳者で、Bさんは経験の浅い翻訳者だとします。BさんはAさんの翻訳結果を参考に翻訳をすればAさんに近い品質で翻訳ができますが、Aさんの翻訳データはWordのままだとします。この場合、Bさんは自分でAさんのデータから該当箇所を探しコピーをしなければいけなくなります。この作業は純粋な翻訳以外にかかる時間で、塵も積もって非常に長い時間を割くことに繋がります。
こんな時翻訳メモリと用語ベースという共通形式で作業を進めれば、簡単に翻訳データを共有でき検索の手間を省くことができます。
またシステム的に検索と挿入ができるため、ミスなく作業を進められることもプラスポイントです。

ある特許事務所では、ベテランの翻訳データを新人に共有をすることで、新人教育に役立ったという事例もあります。

【新しく翻訳者が入社をする場合】
例えば新人翻訳者として新しい会社に入社をし、その会社の翻訳データはWordやPDFのまま社内に保管されているとします。これも上記と同様、手で検索やコピーを行わないといけません。非常に面倒くさいですよね。
もしその会社がTradosを使っていて翻訳メモリにデータがあれば、すぐにその会社のデータを参照しながら翻訳を開始できます。
人が変わっても同じ品質で翻訳ができることは会社側にとっても大きなメリットです。

【退職をする場合】
退職をする場合も翻訳メモリと用語ベースというかたちでデータを残しておけば、後任の方はすぐにデータを活用し翻訳ができます。
このように皆さんがTrados上で翻訳をすることで、様々な運用メリットがあるんです。

翻訳資産を活用しないと・・・

またTradosを使用せず翻訳を進めると、本来活用できるはずのデータを活用できず以下のようなこと問題も起きます。

・何度も同じ文を翻訳してしまう
・似ている文を翻訳してしまう
・せっかく用語集を作ったのに誰も使わない など

とてももったいないですよね。
1度翻訳された内容はどこかに埋もれてしまう、もしくは捨てられて毎回コストと時間を発生させて翻訳をすることになってしまいます。

こんな課題に心当たりのある方もいるのではないのでしょうか。
ぜひTradosでの運用を検討してみてくださいね。

長期の視点

とは言っても正直、「改善はしたいが今の運用を変えるのが面倒」、「漠然と課題は感じているが忙しくてツールの検討に踏み込めていない」という方も多いかと思います。
その気持ち、とてもわかります笑
でももう少し長期的な視点で考えてみませんか?Tradosを使うことで運用面での標準化を図れ、企業として長期のメリットがありますよ。

 

~2018年度秋季ロードショーの様子~

ロードショーは私達が主催しているイベントで、製品のアップデートや翻訳業界に関する講演などを行っています。今年の秋季ロードショーは10月10日に大阪、10月11日に東京で開催しました。


大阪会場(セミナー:Trados Studioの変遷について)


東京会場(冒頭のご挨拶)


東京会場(休憩中)
皆さん積極的に交流されていました!簡単な食事も出ましたよ~

今回もたくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました!!
ロードショーは情報収集の場ということに加え、普段関わる機会のない同業界の方とも知り合える場にもなるかと思います。2019年も開催予定ですので、ぜひご参加ください。

■30日間の無料トライアル■
http://www.sdltrados.com/jp/products/trados-studio/free-trial.html

■過去のブログ■
第1回「Trados Studioの自己紹介」
http://jp.blog.sdltrados.com/intoduction-sdl-trados-studio/
第2回「翻訳メモリ」
http://jp.blog.sdltrados.com/translation-memory-sdl-trados-studio/
第3回「用語ベース」
http://jp.blog.sdltrados.com/sdl-trados-studio-termbase/
第4回「機械翻訳とは違う!?」
http://jp.blog.sdltrados.com/trados-studio-machine-translation/
第5回「Tradosで使用するファイル」
http://jp.blog.sdltrados.com/sdl-trados-studio-file-types/
第6回「Trados Studioの歴史」
http://jp.blog.sdltrados.com/sdl-trados-studio-history/
第7回「Tradosの活用例、製造業界編!」
http://jp.blog.sdltrados.com/sdl-trados-studio-manufacturing/
第8回「Tradosの活用例、特許業界編!」
http://jp.blog.sdltrados.com/sdl-trados-studio-patent-law/

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