better-support-for-ms-word-documents-in-sdl-trados-studio

SDL Trados Studio 2015のMS Word文書のサポートが向上

翻訳者として、期限内に高品質の翻訳を仕上げることは、何よりも重要なことです。SDLは、これを常に可能にするために取り組んでいます。 この継続的な取り組みの一環として、SDL Trados Studio 2015に新しいMS Wordフィルタを装備しました。

SDL Trados Studio 2015 Service Release 1には、内部タグの問題が発生した場合の対応を選択できる新しいオプションが多数揃っています。このため、タグの問題があっても訳文ファイルを毎回生成することができます。

新しいMS Word 2007-2016フィルタは、SDL Trados Studio 2015をリリースした時点、テクニカルプレビューとして実装されていました。しかし現在、正式に利用可能になりました。また、長期にわたってお客様から集めたフィードバックをもとにデザインを一新しています。 このフィルタは、2つの旧バージョンのMS Word形式にも対応していますが、これまで同様、2007-2013フィルタがデフォルト設定になっているため、進行中のプロジェクトが中断されることはありません。 新しいフィルタをデフォルト設定にする場合は、従来のフィルタの上に新しいフィルタを移動させるか、既存フィルタの選択を解除します。

この新しいフィルタの優れている点は、訳文内のタグにエラーが見つかった場合、今までよりも柔軟に処理できることです。 タグのエラーが発生した際のSDL Trados Studio 2015の動作を決め、エラーをコントロールできます。

では、これらのオプションはどのような処理を可能にするのでしょうか?

  • Use source segment content(原文文節のコンテンツを使用する)]は、原文テキストとすべてのタグを、訳文ファイルにコピーします。
  • Continue with errors(エラーのまま継続する)]は、次の訳文分節に移動するために、エラーが出た特定の訳文文節の保存をスキップします。永続的なエラーがあっても、訳文ファイルの保存が妨げられることはありません。
  • Stop processing(処理を中止する)]は、既存フィルタの動作です。原文と訳文で内部タグがすべて一致しているか厳密に確認します。 このオプションでは、エラーメッセージが表示され、訳文ファイルを保存できません。

さらにうれしいお知らせがあります。SmartArtとコンテンツ管理の処理でデザインを一新したため、複雑な形式のWord文書でも、SDL Trados Studioで確実に翻訳することが可能になりました。 ヘブライ語やアラビア語など右から左に書く言語の翻訳者のための性能もさらに強化されました。

そのほか、ハイパーリンク処理の簡素化や、アウトラインなどの高度な書式設定への対応強化も行っています。 さらに、Google Docs、Libre OfficeなどのMS Wordに近い形式の文書も、カスタマイズせずにすぐに翻訳できます。もちろん、この新しいフィルタは、MS Office 2016で作成したファイルも完全にサポートしています。

テクノロジの面では、安定性が向上しています。 実際、この新しいフィルタは、47,000行を超えるコードで構成され、最高レベルの品質に近づけるために何百回ものテストを重ねて開発されています。 そのため、多くの機能を備えているだけでなく、今まで以上に高い性能を発揮します。 SDLは、お客様からのご意見に耳を傾け、最も自由度が高く、柔軟で、使いやすいツールの実現に向けて今後も取り組んでいきます。

SDL Trados Studio 2015 Service Release 1について詳しくは、 ナレッジベースの記事や、David Morgan(マーケティングディレクタ)のブログを参照してください。