Trado GroupShare 2017 CU8

SDL Trados GroupShare 2017 SR1の最新アップデートで、優れたセキュリティと品質を提供

2017年2月にリリースされたSDL Trados GroupShare 2017は、SDLとお客様にとって大きな前進でした。お客様からのフィードバックとSDLの市場調査の結果を取り入れて、翻訳会社や企業の社内翻訳チームが直面する数々の課題にソリューションを提供しました。たとえば次のような課題があります。
  • 翻訳プロジェクトの発生頻度の増加と短納期化への対応
  • 管理作業が多すぎてプロジェクトマネージャーが多忙
  • 自動化を促進する必要性
  • 遠く離れたチームとの連携

このリリースで最も大きな変化は、なんと言ってもブラウザベースのプロジェクト管理機能でしょう。プロジェクトマネージャーはSDL Trados Studioを使用しなくてもプロジェクトを作成し、管理できるようになりました。さらに、最新のダッシュボードによって翻訳プロジェクトのステータスが把握しやすくなり、プロジェクトマネージャーが管理に費やす時間が短縮され、すべてを手作業で追跡する必要がなくなりました。

ただし、このリリースはさらなる進化の土台にすぎず、SDLは常に新機能の導入に取り組んでいます。このメインリリースから間を置かず2017年11月には、優れた新機能を満載したService Releaseをリリースし、機能をさらに強化しました。

このリリースの目玉となったOnline Editorは、横型と縦型のエディタと効率的で直感的なインターフェイスが搭載された軽量な翻訳・レビューツールです。Online Editorの画期的な機能に、同時編集があります。複数のユーザーが同じファイルで同時に作業できるため、急を要するプロジェクトに最適なツールとなりました。また、翻訳を専門としないユーザーも、これまで以上に簡単にレビュープロセスに参加できるようになりました。

Online Editorは、オンラインとオフラインの両方で柔軟な作業環境を提供するという当社の取り組みにおいて大きな一歩となりました。オンラインとオフラインのどちらか一方を選ぶことなく両方を活用する選択肢をユーザーに提供できます。

SDL Trados GroupShare 2017の最新アップデートで、品質とセキュリティが強化された機能を提供

累積アップデート8(CU8)のリリースにより、SDL Trados GroupShare Online Editorの開発がさらに進み、品質の向上だけでなくセキュリティの強化にも役立つ重要な2つの機能が追加されました。具体的には、サーバーベースの用語ベースにある用語認識機能と、Online Editorにアップロードされたプロジェクトファイルのダウンロードを特定ユーザーに対して禁止する機能です。

簡易翻訳やレビューでは、ユーザーは常にサーバーベースの翻訳メモリをOnline Editorで使用できますが、さらに用語集検索機能を追加することで、用語集を適切に使用して品質と一貫性を向上できます。これは高品質の翻訳に欠かすことのできない要素です。

既に述べたように、Online Editorによってプロジェクトマネージャーの業務がより柔軟になります。その一方で、ファイルをオンラインにアップロードするということは、セキュリティ上の問題が発生しかねません。それゆえに、SDL Trados GroupShareに関しても「特定ユーザーによるプロジェクトファイルのダウンロードを防止できるようにしたい」というご意見を多く頂いていました。今回、これがSecure Project File Downloadという新たな権限を通じて可能になりました。

この新しい権限が優れているのは、プロジェクトマネージャー、管理者、パワーユーザーがこの権限を翻訳者またはレビュアーに割り当てると、当該ユーザーのみがSDL Trados GroupShare、SDL Trados Studio、SDL Online Editorでプロジェクトファイルをダウンロードできるようになるという点です。

Online Editorでは、ユーザーによるテキストのコピーを防ぐセキュリティ強化も行われています。この機能が優れているのは、顧客データへのアクセスを承認済みユーザーに限定することで機密性を維持する点です。対象となるファイルには、機密性の高い財務データやGDPRを考慮すべきデータなどがあります。これらのセキュリティに関する新機能により、組織はこれまでにないレベルの権限を利用できます。

このアップデートでは、Online Editorの使用に関するお客様からのフィードバックにも耳を傾け、Online Editor自体を最適化しています。新たに追加されたサイドバーを使用して次の操作にスムーズに移行できるなど、ユーザー体験が以前より向上しています。

それだけではありません!次のような機能強化も行っています。

  • チェックアウトの取り消し機能。Online EditorからSDLXLIFFへの変換が失敗した場合にファイルをチェックインできます。
  • TMの検索と確定のパフォーマンスを強化
  • TMデータベースにインデックスを追加
  • TMのクリーンアップをバックグラウンドタスク化
  • サーバーベースの大容量TMでのインデックス再構築を修正

さらに、RegExを使用しない場合の翻訳メモリメンテナンスの検索パフォーマンスが大幅に向上しています。これにより、TMのメンテナンス時間を短縮し、品質を向上することができます。また、ユーザー体験の大きな改良点として、[バックグラウンドタスク]ビューに「すべてのステータス」の選択/選択解除機能が追加されました。

このように、SDL Trados GroupShare 2017 SR1はこれからも、業界の主要な共同作業およびプロジェクトワークフローツールとして機能の拡充を図り、翻訳会社や社内翻訳チームの柔軟性、可視性、制御性、セキュリティの強化と負担軽減を目指してまいります。

SDL Trados GroupShareが翻訳チームの生産性を向上する方法について詳しくは、こちらをご覧ください >>